日本語文書検索における、シソーラスによるクエリー拡張効果の分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では、シソーラスに求められる品質を解明することを目的に、文書検索における検索語彙の拡張実験に複数のシソーラス辞書を利用し、その効果を分析した結集について述べる。実験は東工大のMandalaらの研究における方式を日本語文書検索に対して適用したものであり、BMIR-J2について、EDR辞書の改良版およびコーパスから自動獲得した類義語ペアを用いて検索語彙の拡張を行った。EDR辞書改良版の最も良い結果では再現率は約11%向上し、かつ正解の順位の平均を約8%の低下に抑えることができた。また自動獲得辞書を併用して再現率が約13%向上することを確認した。さらにシソーラス辞書の効果を比較評価し、課題を明確化した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-05-04
著者
-
木村 和広
株式会社東芝研究開発センター:(現)知識メディアラボラトリー
-
木村 和広
(株)東芝 研究開発センター
-
斎藤 佳美
(株)東芝研究開発センター知識メディアラボラトリー
-
大嶽 能久
(株)東芝研究開発センター知識メディアラボラトリー
-
斎藤 佳美
(株)東芝 研究開発センター
-
大嶽 能久
(株)東芝 研究開発センター
関連論文
- 神経回路網の連想機能を用いたかな漢字変換方式 : ニューロワープロへの展望
- 概念体系を用いた概念抽象化手法と語義判定におけるその有効性の評価(自然言語)(コラボレーションアートとネットワークエンターテイメント)
- 入力予測機能を組み込んだ仮名漢字変換システム
- 日本語文書検索における、シソーラスによるクエリー拡張効果の分析
- 予測に基づく入力支援機能を備えたかな漢字変換システムの開発
- ネットワークを利用した辞書サービスシステム
- 知識ベースとノウハウベースの連携による知識情報共有システムの実現
- 表層レベルにおける電子化辞書の情報構造
- 知識情報共有システムにおけるノウハウ共有の促進
- プログラマブルコントローラのプログラム自動合成
- WWW を用いたオフィスでの知識情報共有の実践 : ノウハウベースの構築と検索
- 統語森係り受け解析による最尤構文木の推定(文構造解析)(テーマ:「Webマイニングによる情報活動と自然言語処理」その他一般)
- 統語森係り受け解析による最尤構文木の推定(文構造解析)(テーマ:「Webマイニングによる情報活用と自然言語処理」その他一般)
- 統語森係り受け解析による最尤構文木の推定
- オフィスにおけるノウハウ共有システムの開発と実践
- 共起対象名詞を共有する動詞間の関係 : 分類と利用
- 組立て知能ロボットARIのプラニングシステム