姫浦層群上部亜層群の化石カキ礁
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概要
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The Member U-III a of the Upper Himenoura Subgroup distributed in Kumamoto and Kagoshima Prefectures is composed mainly of cross-bedded sandstone, which yields two oyster beds. Autochthonous oyster reefs can be observed at two outcrops exposed at Onoura in Amakusa-Shimojima and Hirasezaki in Shimokoshikijima (Fig.1). These oysters are "mudstickers" (Seilacher et al., 1985), and are assigned to one of the Crassostrea species. They are divided into two distinct morphotypes, namely, a stocky form (Onoura type; about 30cm in shell height) and a stick-like elongated form (Hirasezaki type; less than 100cm in height). The Onoura type seems to adopt "relay-strategy", and one clump usually consists of three or four generations. On the other hand, the Hirasezaki type resembles morphologically solitary mudstickers such as Konbostrea. However, this Hirasezaki type also make the clump composed of three or four generations. The Hirasezaki type may, therefore, adopt not only "elongated-strategy" but also "relay-strategy". This is an intermediate mode of life between Crassostrea and Konbostrea. Sedimentological analysis suggests that the Cretaceous strata exposed at Onoura represent more nearshore facies than those at Hirasezaki. The Onoura type might be adapted to nearshore, lagoonal environments, while the Hirasezaki type might be an adaptive form to the offshore bar in open marine environments. Cretaceous gigantic oyster beds are confined to three stages in Japan : middle Cenomanian, upper Turonian to lowest Santonian, and upper Campanian.
- 日本古生物学会の論文
- 1990-12-15
著者
-
加納 学
ダイヤコンサルタント
-
利光 誠一
地質調査所
-
田代 正之
高知大学
-
加納 学
高知大学理学部地質学教室
-
田代 正之
高知大学理学部地質学教室
-
田代 正之
Department Of Geology Faculty Of Science Kochi University
-
田代 正之
高知大学理学部
-
田代 正之
Institute Of Geology Kochi University
-
利光 誠一
地質調査所地質標本館
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