二枚貝 Nitidotellina hokkaidoensis (Habe) (サクラガイ) の緯度分布と温度耐性
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概要
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The bivalve Nitidotellina hokkaidoensis (Habe) lives around Japan and is often found in Pleistocene marine strata. Previous studies have shown that its northern limit is at 37°N latitude along the Pacific coast and about 43°N latitude along the Sea of Japan coast. In addition, the distribution of N. hokkaidoensis extends through Tsugaru Strait to the southern Sanriku coast, and is influenced by the Tsugaru Current. On the basis of water temperature alone, the Sanriku coast is substantially north of the northern limit of N. hokkaidoensis. In this area many warm-water species also live. However, we collected four adult individuals of N. hokkaidoensis at one site in the Sea of Japan (45°4′N, 141°35′E, 35m depth) with cold-water species such as Neohaustator fortilirata (Sowerby) and Yoldia (Cnesterium) johanni Dall. Temporal variations in temperature at this site range between 3.8±0.8℃ and 17.7±2.4℃ at 30m. This demonstrates that N. hokkaidoensis inhabits a wider range of temperatures than previously reported.
- 日本古生物学会の論文
- 2001-09-21
著者
-
北村 晃寿
静岡大学理学部地球科学教室
-
池原 研
産業技術総合研究所・地質情報研究部門
-
池原 研
地質調査所海洋地質部
-
池原 研
産総研・地質情報
-
片山 肇
産総研・地質情報
-
北村 晃寿
静岡大学理学部
-
片山 肇
産業技術総合研究所海洋資源環境研究部門
-
片山 肇
産業技術総合研 地質情報研究部門
-
池原 研
産業技術総合研 地質情報研究部門
-
池原 研
産業技術総合研究研
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