PHSによる野生動物の位置探索
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概要
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近年ゴミを荒らすカラスの問題が大きく取り上げられるようになっている.しかしその生態については, 出没個所やその数などは分かっているものの一羽一羽のカラスがどのような動きをするかということがはっきりわかっていない.その原因の一つに空を飛ぶカラスを地上から追うことの難しさがあった.そこでPHSを使ってカラスの移動を追跡しようという試みを行った.まずカラスの生息高度でもPHSによる追跡が可能であることを検証した後, 軽量化したPHS端末を上野動物園で捕獲したカラスに装着, 追跡を行った.追跡の結果, カラスの行動範囲で既存のPHS電波を使って行動を追跡できること, またその行動範囲が予想されているより広いこと等がわかった.またウェアラブルコンピュータによる動物センシングシステム確立の可能性を示唆した.
- 2000-02-03
著者
-
板生 清
東京大学大学院
-
樋口 広芳
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
森下 英美子
東京大学
-
樋口 広芳
東大 大学院農学生命科学研究科
-
樋口 広芳
東京大学農学部森林動物学教室
-
森下 英美子
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
長戸 理恵
東京大学大学院工学系研究科精密機械工学専攻
-
板生 清
東京大学 大学院 新領域創成科学研究科
-
樋口 広芳
東京大学農学部
-
樋口 広芳
日本野鳥の会研究センター
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