複数視点画像からの3次元形状復元 : 局所アフィン変形ウインドウによるステレオマッチング
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概要
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複数視点画像から物体の3次元形状を復元する問題について述べる. 密な3次元形状を復元するためには, 領域べースのステレオマッチングが不可欠である. 従来の領域べースのステレオマッチングは, 対応点の周囲の輝度パターンは画像間で変形しないという仮定に基づいている. しかし, 物体の局所勾配によって輝度パターンは画像間で変形し, この変形が対応精度を悪化させる原因となる. 本稿では, 奥行きと局所勾配を同時に求めるステレオマッチングアルゴリズムを提案する. 局所勾配に応じてウィンドウをアフィン変形させ, 対応づけを行なう. 局所勾配は対応点の周囲の輝度勾配から直接計算する. 実画像を用いた実験により, 提案アルゴリズムが従来のアルゴリズムよりも高精度な形状復元が可能であり, また, 様々な画像に対して適用可能であることを示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1998-01-22
著者
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