バセドー病患者血清中に酵素免疫測定法で検出された抗FucGM_1抗体
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概要
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FucGM_1ガングリオシドはウシ甲状腺を特徴づけるガングリオシドの1つであり, 甲状腺刺激ホルモン(TSH)の受容体と何らかの関係を有すると推測されるガングリオシドの1つである.我々は今回, 正常人とバセドー病患者で抗FucGM_1抗体の活性を検討するため, 固相法による非競合的酸素免疫測定法を開発した.ゲラチンはヒト血清中の非特異的血清因子を取り除くのに有用であった.血清の10倍希釈の吸光度(OD)が正常人の平均値+3SDをこえた場合, 抗FucGM_1抗体が陽性と考えた.バセドー病31人で抗FucGM_1抗体活性を検討すると, 4人で陽性であった.さらに, その陽性の中の1人の血清で, 中和試験によってその特異性を検討した.
- 社団法人日本アレルギー学会の論文
- 1982-10-30
著者
-
岩森 正男
東京大学医学部第二生化学
-
岩森 正男
東京大学医学部第2生化学
-
井村 裕夫
京都大学医学部第二内科学教室
-
井村 裕夫
京大第2内科
-
桜美 武彦
国立療養所霧島病院内科
-
桜美 武彦
国立療養所霧島病院
-
澤田 賢三
神戸市立中央市民病院内分泌内科
-
桜美 武彦
島根医科大学内科第一講座
-
永井 克孝
東京大学医学部生化学教室
-
井村 裕夫
京都大学医学部第二内科
-
永井 克孝
都臨床研
-
岩森 正男
東京大学医学部
-
桜美 武彦
島根医科大学 第一内科
-
井村 裕夫
京都大学医学部内科第二講座
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