ホヤ精製抗原Ei-2とSepharose 4B結合体を使用したRadioallergosorbent Test(RAST)による特異的IgE抗体の測定成績とその意義
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概要
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1.血清RAST平均値はホヤ喘息200例で5.87%, 一般喘息15例で0.84%, 健常者23例で1.11%, 健常カキ従業者27例で1.60%であった.ホヤ喘息のRAST値は他群に比して有意に高値であった.2.ホヤ喘息例ではRAST値とRIST値は有意の相関を示した.3.ホヤ喘息のRAST値には季節性変動が認められ, 季節中は高値, 季節外には低値であった.4.減感作療法の効果や期間とRAST値は無関係であった.数年間減感作を続けたものでも, RAST値の季節性変動をおさえることはできなかった.5.ホヤ喘息患者ではRAST値と皮内反応閾値に正相関がみられた.6.減感作例において, RAST値とBA価の間には相関はみられなかった.7.減感作例でBA価の高いものに著効例が多く, BA産生のない症例に無効例が多かった.
- 日本アレルギー学会の論文
- 1976-10-30
著者
-
城 智彦
県立広島病院内科
-
林 鷹治
県立広島病院耳鼻科
-
河本 寛爾
県立広島病院第3内科
-
河本 寛次
県立広島病院内科
-
林 鷹治
たかの橋中央病院
-
林 鷹治
()
-
坪井 信治
坪井内科呼吸器科医院
-
坪井 信治
県立広島病院
-
岡 智
広島大学工学部発酵工学科
-
大塚 正
広島市己斐町
-
勝谷 隆
広島佐伯郡廿日市町
-
林 鷹治
県立広島病院耳鼻咽喉科
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