スラグアルカリセメントの養生条件が微細構造とCr^<6+>の透過性に及ぼす影響
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概要
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The influence of curing condition for slag alkaline cement on it's microstructure and the Cr^<6+> diffusivity through the pastes was investigated. Sodium silicate and sodium hydroxide have been used as alkaline activators. The slag alkaline cement pastes activated by sodium silicate and sodium hydroxide were cured at 25℃ for 28d and at 105, 150 and 200℃ for 12h by autoclave treatment. The ordinary portland cement has been used for comparing sample. The total pore volume decreased with increasing curing time and at higher curing temperature in all samples. The ordinary portland cement pastes cured at 25℃ for 28d, the volume of pore with radii less than 5 nm had the largest. The slag alkaline cement pastes autoclaved at 105℃ for 12h, the volume of pore with radii less than 5 nm had the largest. That volume of pore with radii less than 5 nm for alkaline cement pastes autoclaved at 105℃ was larger than that of ordinary portland cement pastes cured at 25℃. The apparent diffusion coefficient of Cr^<6+> decreaesd linearly with increasing volume of pores with radii less than 5 nm and was determined by the volume of pores with radii less than 5 nm. The smallest apparent diffusion coefficient of Cr^<6+> of 7.0×10^<-13> cm^2/s was obtained for slag alkaline cement pastes autoclaved at 105℃ for 12h with addition of sodium silicate as activator.
- 社団法人日本セラミックス協会の論文
- 1997-12-01
著者
-
趙 宰佑
山口大学工学部機能材料工学科
-
後藤 誠史
山口大学工学部
-
井奥 洪二
山口大学工学部
-
後藤 誠史
山口大学大学院医学研究科応用医工学系
-
井奥 洪二
山口大学大学院医学研究科
-
井奥 洪二
東北大学大学院環境科学研究科 環境科学専攻
-
田中 圭司
山口大学工学部セラミックス研究室
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