マイクロコンピューター応用による小脳機能検査法の簡易定量化 : 指叩打検査について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
As a simple and practical method to measure cerebellar dysfunction, finger tapping was quantitatively analysed with the use of an 8 bit micro-computer. The subject was asked to tap with the index finger on the calibration switch of a conventional EKG apparatus for 30 sec with their best tempo and rhythm. The switch was connected to a micro-computer which measured the tapping interval and calculate their average (I^^-) and standard deviation (SD). The SD was further standardized by a percentage of the average interval ((SD√<I>) x 100 = SD^^~%). These parameters were displayed on a TV-monitor and were recorded on a line-printer and on magnetic tape. This test was applied to three groups of subjects: 111 normal subjects, seven patients of cerebellar hemorrhage, and 18 patients of parkinsonism. In normal subjects, I^^- was 172.9 ± 29.3 msec and SD^^~ was 13.3 ± 10.6%. In cerebellar hemorrhage patients, I^^- = 337.4 ± 85.7 msec and SD^^~ = 34.6 ± 29.9%, while in parkinsonism patients, I^^- = 414.5 ± 284.7 msec and SD^^~ = 12.1 ± 11.4%. The correlation between I^^- and SD^^~ was statistically analysed. Differences were significant between all three groups. In summary, this test was simple and effective for the quantitative and chronological analysis of cerebellar function.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1983-06-15
著者
-
植村 研一
浜松医科大学脳神経外科
-
植村 研一
浜松医科大学 脳神経外科
-
忍頂寺 紀彰
浜松医科大学脳神経外科
-
忍頂寺 紀彰
Neurosurgery Hamamatsu University School of Medicine
-
下山 一郎
浜松医科大学脳神経外科
-
桧前 薫
志太総合病院脳神経外科
-
檜前 薫
藤枝市立志太総合病院脳神経外科
-
下山 一郎
藤枝市立志太総合病院脳神経外科
-
植村 研一
浜松医科大学脳神経外科学教室
-
植村 研一
浜松医科大学
関連論文
- 卒後臨床研修プログラム
- A-110 脊髄脊髄膜瘤の合併症としての水頭症の治療について
- 後頭蓋窩髄外腫瘍診断における MR cisternography の有用性
- IIB-4 フエノバール坐剤(PB-Na座剤)の成人脳外科疾患患者への適用について
- 医学英語を教えるための教材
- 医学部における英語教育カリキュラム試案
- 「医学部における英語教育改善のためのワークショップ」の報告書
- 医学部における英語教育の実態と改善策-アンケート調査結果より-
- I-26. 脳挫傷意識喪失下の十二指腸潰瘍の救急手術(第2回日本消化器外科学会大会)
- 椎骨動脈解離性動脈瘤の2症例 : 特にその脳血管撮影所見について
- 椎骨動脈瘤破裂後に一側性感音難聴を呈した1例
- 2A072 癲癇発作を初発症状とした側頭葉器質疾患の特徴
- 強い石灰化を伴った胸腰髄星細胞腫の1例
- I-C-5 頭部外傷直後のけいれん発作
- 放射線治療が著効を奏した髄膜腫の1治験例
- I-A-10 てんかん患者における脳外科的器質疾患
- 眼窩内granular cell myoblastomaの1例
- Nocardia asteroidesによる脳膿瘍の1例
- 成熟児新生児特発性小脳出血の1例
- マイクロコンピューター応用による小脳機能検査法の簡易定量化 : 指叩打検査について
- 外傷性MLF症候について
- 64.脳幹部腫瘍の2手術成功例(第787回千葉医学会例会・第4回磯野外科例会)
- Intermittent Tonic Facial Spasmを呈した聴神経鞘腫の2症例における臨床および筋電図の検討
- IC-25 脳卒中におけるけいれん発作について
- Nd-YAGレーザーによる脳深部照射の基礎的実験 : 深部脳腫瘍に対する新しい治療法の試み
- 成人におけるフェノバルビタールナトリウム坐剤連続投与下の血中濃度の推移について : 術後症例を中心に
- 皮膚縫合法--頭部 (縫合法--反省と再検討)
- 特異な経過をたどった学童期慢性硬膜下血腫(脳と神経の研究X)
- 13. 当院における頭蓋内感染症の外科的洽療について(第6回佐藤外科例会,第501回千葉医学会例会)
- 18. 当院における脳動・静脈奇型の2治験例(第6回佐藤外科例会,第501回千葉医学会例会)
- 75. 頭部外傷に対する診断治療の問題点(第510回千葉医学会例会 第7回佐藤外科例会)
- 1. 重症小児頭部外傷の術後管理について(第 4 回日本小児外科学会関東甲信越地方会)
- 小児重症脳挫傷の減圧開頭術の遠隔成績について(脳外科学的研究,脳と神経の研究VIII-脳と神経の障害と修復-)
- 側脳室内出血をともなう硬膜外血腫の1治験例について(脳外科学的研究,脳と神経の研究VIII-脳と神経の障害と修復-)
- 31. 頑痛症に対するコルドトミーの経験について(第5回佐藤外科例会,第488回千葉医学会例会)
- B112. 前頭部穿孔よりの脳室心房シャントの優越性の理論と実際(脳・神経)
- 14. 脳卒中の外科療法について(第II部,一般口演,第46回千葉医学会総会,第15回千葉県医師会学術大会,第8回日医医学講座連合大会抄録集)
- 下半身頑痛症に対するコルドトミーの適応と成績 : Microsurgeryの導入を中心として(神経疾患と治療,脳と神経の研究VII)
- 外傷による両側舌下神経切断の一治験例(神経疾患と治療,脳と神経の研究VII)
- 重篤なる脳挫傷にたいする広汎囲減圧開頭術の成績(術式,脳と神経の研究VII)
- 外傷性視神経障害の外科的療法について(脳と神経の研究VI)
- 小児の頭部外傷の特殊性とその対策について(I報)(脳と神経の研究VI)
- 23. 頭蓋内静脈瘤および動静脈瘻について(神経,第45回千葉医学会総会 第14回千葉県医師会学術大会 第7回日医医学講座連合大会)
- 14. 脳卒中の外科療法について(第II部,一般口演,第46回千葉医学会総会,第15回千葉県医師会学術大会,第8回日医医学講座連合大会)
- 85. 小児重症頭部外傷に対する態度について(脳神経外科 I)
- 頭痛症に対する脳神経外科的手術の進歩について(脳と神経の研究V)
- 重篤な脳挫傷に対する一つの考え方について(脳と神経の研究V)
- 脳外科病棟における精神管理につい(精神神経科(1))
- 68.三叉神経痛の治療成績について(第768回千葉医学会例会・第3回磯野外科例会)
- 2次元脳電図
- 失語症全国実態調査報告
- 失語症全国実態調査報告
- 2.神経症状を呈した再発性頸部線維腫症の1例 (第8回東海小児がん研究会)
- 脳卒中におけるけいれん発作について : 脳神経外科の立場より
- 追跡眼球運動検査中のfunctional MRI
- 内科臨床指導医に求められるもの 1.指導医に必要な教育学的基礎知識と技法
- 脳死・臓器移植
- これからの医療における患者との望ましいコミュニケーション
- 「クリニカル・クラークシップ」(二十一世紀の命と健康を守る医療人の育成を目指して. 医療人育成に関する改善充実の取組 : 医学教育の改善充実)
- 長期経過から見た高次大脳機能のplasticity
- 浜松方式高次脳機能スケールよりみた前頭前野の機能局在
- 新しい臨床医学教育
- 海馬CA1錐体細胞によるNOS mRNAの発現
- 〈綜説〉新しい臨床医学教育
- 臨床実習と問題解決型学習
- 脳死と臓器移植(第 5 回学術大会座長報告)
- これからの医療に望まれる医師の教育
- 身体, 脳そして心 : 心身医学の展開
- 頭部外傷急性期の記憶障害と認知障害の回復過程
- 患者さんにとって望まれるチーム医療
- 麻痺性嚥下障害に対する嚥下反射促通手技の臨床応用
- 脳死判定における無呼吸テスト
- 「医学英語を教えるための教材」への追加
- 英文発表の実際・4-うまい英語論文執筆のコツ
- インフォ-ムド・コンセントのためのコミュニケ-ション技法 (特集 "質"が問われる外来診療) -- (医師・患者関係の新しい展開)
- 聴衆を惹きつける学会発表(第49回日本母性衛生学会総会)
- アドヒアランス向上のためのコミュニケーションスキル (特集 アドヒアランス--自発的服薬を助ける患者支援)
- 痛み・しびれの病態生理と臨床評価 (特集/痛みの病態生理と理学療法)
- 正しいカルテの書き方--POSの視点でIT時代に対応する(第2回)患者中心の医療とPOS--プロブレムリストを中心に
- フォーラム リハビリテーションの将来へよせて
- 意識障害患者を救うSims体位 (特集 腹臥位療法のいま--実践・研究・根拠)
- 眼科医に必要な他科の知識 頭痛
- 効果的学術発表のコツ (第45回日本麻酔学会講演特集号) -- (シンポジウム 麻酔の専門性を求めて--麻酔学における教育)
- 初期臨床研修II
- 人間関係・態度教育の現状と将来
- 眼症状からみた脳外科疾患
- これからのPOS医療におけるインフォ-ムド・コンセントとコミュニケ-ションの教育 (インフォ-ムド・コンセント--語る時代から行う時代へ)
- 脳死判定上の問題点 (メディカル・エシックス′89) -- (死をめぐる諸問題)
- High Resolution MR Cisternography による顔面痙攣の責任血管の同定
- 聴神経腫瘍におけるENoGによる術後顔面神経機能評価
- 顔面痙攣の再手術所見の検討
- 顔面痙攣に対する神経血管減圧術の手術成績と減圧法
- 聴神経腫瘍における内耳道孔部顔面神経の形態について
- 三叉神経痛(非典型例を含む)142例の手術成績
- 視覚誘発電位記録よりの淡蒼球内節の同定について
- Cisternal portion より発生した顔面神経鞘腫の1例
- Finger tapping, 振戦解析装置によるパーキンソン氏病に対する定位脳手術の定量的効果判定の試み
- Posteroventral pallidotomy の凝固巣形成部位と術後高次脳機能
- 脳内血腫を合併した成人型もやもや病9例の臨床的検討
- 「声の on-off 検査」の臨床的意義-痙性麻痺性ならびに失調性構音障害患者における硬い声たて繰り返し課題の検討-