出生時腫瘍出血を認めた新生児gliomaの1例
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概要
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The authors describe a case of congenital brain tumor associated with massive intracerebral hemorrhage. The patient, a 2,230-g male, was born at full term after an uneventful pregnancy and delivery. Fourteen hours after delivery he developed dyspnea and a feeble, irritable cry. A computed tomographic scan obtained on the 2nd day of life disclosed a massive intracerebral hemorrhage and an irregular, enhanced area of high density in the light temporoparietal region. The tumor was removed and was histologically diagnosed as a benign astrocytoma. A review of the literature revealed that congenital brain tumors often do not manifest in the perinatal period. Initial manifestations at birth are large head or hydrocephalus and, after birth, gradual onset of hydrocephalus or functional deterioration due to hemorrhagic stroke. Among the 33 reported cases, 16 (48%) were detected through tumor bleeding and 12 were found at autopsy. Glioma was the most common among congenital brain tumors with bleeding in the neonatal period. Radical surgery offers the best possibility of long-term survival for these patients.
- 日本脳神経外科学会の論文
- 1988-08-15
著者
-
久保 長生
東京女子医科大学脳神経センター 脳神経外科
-
喜多村 孝一
東京女子医大脳神経センター脳神経外科
-
鰐渕 博
埼玉県済生会栗橋病院脳神経外科
-
鰐渕 博
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
-
鰐渕 博
伊勢崎総合保健センター付属病院脳神経外科
-
門脇 弘孝
伊勢崎総合保健センター付属病院脳神経外科
-
加川 瑞夫
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
-
門脇 弘孝
伊勢崎総合保健センター附属病院脳神経外科
-
喜多村 孝一
東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科
-
喜多村 孝一
帝京大学 脳神経外科
-
久保 長生
東京女子医大病院付属脳神経センター脳神経外科
-
鰐淵 博
東京女子医科大学附属脳神経センター
-
平沢 恭子
伊勢崎総合保健センター附属病院小児科
-
加川 瑞夫
東京女子医科大学 脳神経センター 脳神経外科
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