シンチグラフィーにより診断した胃切除後嚥下性肺炎の1症例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Post-gastrectomy aspiration pneumonia (PGAP) is one type of aspiration pneumonia. Gastroesophageal reflux (GER) is thought to play an important role in the development of PGAP. Here, we report a case in which development of PGAP was prevented by an accurate diagnosis of GER. An 82-year-old male who had been treated for Parkinson's syndrome since 1995 was admitted to Hokkaido University Medical Hospital in August 2000 for evaluation of repeated pneumonia. The patient had undergone gastrectomy for he treatment of gastric cancer in 1999 and had also undergone a gastrojejunal anastomosis to correct a food-passing disturbance. Aspiration signs were not severe in a videofluorographic study for swallowing, and no indications of GER were noticed. However, scintigraphy showed repeated GER to the esophagus that occurred 16 min after administration of an imaging drug. Based on these findings, a diagnosis of PGAP was made. The development of pneumonia was prevented by (1) prevention of the reflux of stomach contents into the pharynx or larynx by adjusting meal times and sleeping positions, (2) prescription of drugs to promote the rapid transfer of contents in the stomach to the small intestine, and (3) eating and swallowing training and maintenance of oral cavity hygiene.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2002-01-18
著者
-
土田 隆政
医療法人愛全会愛全病院リハビリテーション科
-
渡部 一郎
北海道大学医学部リハビリテーション医学講座
-
眞野 行生
北海道大学医学部リハビリテーション医学講座
-
眞野 行生
北海道大大学院リハ医学
-
菅野 学
北海道大学 大学院医学研究科リハビリテーション医学
-
土田 隆政
北海道大学大学院医学研究科リハビリテーション医学分野
-
土田 隆政
愛全病院リハ科
-
土田 隆政
北海道大学医学部リハビリテーション医学講座
-
土田 隆政
北海道大学 リハ科
-
渡部 一郎
北海道大学 大学院 医学研究科 リハビリテーション科
-
上田 隆政
愛全病院リハ科
-
眞野 行生
北海道大学リハビリテーション医学
関連論文
- 空気中のマイナスイオンが脳波に与える影響
- II-H-27 高次脳機能障害を示した単純ヘルペス脳炎の1症例
- 直線偏光赤外線の星状神経節近傍照射が心血管系自立神経系に及ぼす影響
- 熱ストレスによる赤血球ポリオール代謝の調整
- 各種心血管系自律神経反射の定量的評価による糖尿病の合併症の検討
- 入浴中脳波のα波出現に浴槽サイズが及ぼす影響について
- 各種呼吸条件下における血圧変動と脈拍数変動の相互関係の検討
- 仰臥位から座位への能動的体位変換試験における脈拍数と血圧の変化の定量的評価
- 新しい経皮的電気刺激装置(TENS) SOMA DYNEの臨床効果とその血液所見に与える影響
- リハビリテーション
- 655 階段昇降における視覚情報を断った場合の変化(理学療法基礎系11,一般演題ポスター発表,理学療法の可能性,第41回日本理学療法学術大会)
- 16.眼球サッケード課題と床面水平移動刺激による姿勢制御課題を用いた外傷性脳損傷患者の高次脳機能の検討(第5回日本リハビリテーション医学会北海道地方会)
- 連続経頭蓋磁気刺激(rTMS)の中枢神経系におよぼす影響 : ラットを用いた行動ならびに神経化学的検討(パネルディスカッション : リハビリテーションと脳の可塑性)(第40回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 磁気刺激の臨床応用(脳と医科器械)
- 連続経頭蓋磁気刺激(rTMS)の中枢神経系におよぼす影響 : ラットを用いた行動ならびに神経化学的検討
- II-9P3-36 連続経頭蓋磁気刺激の抗不安作用とその作用機序に関する検討(磁気刺激2)
- I-7-16 頸部ジストニアに対する神経ブロックの効果(神経筋疾患4)
- シンチグラフィーにより診断した胃切除後嚥下性肺炎の1症例
- 10.札幌・北海道でのリハビリテーション連携(第18回日本リハビリテーション医学会北海道地方会)
- 2-7-26 北海道・札幌のリハビリテーションの地域連携の動き(リハビリテーションシステム,口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 眼瞼攣縮に対するボツリヌス毒素治療
- II-8V-9 書痙患者に対するpremotor areaの経頭蓋連続磁気刺激の試み(ビデオ2)
- II-8V-2 小脳失調症状を主症状とする変性疾患患者のVideofluorographyによる嚥下動態評価(ビデオ1)
- I-9P2-19 下咽頭を直接冷水刺激することにより食道入口部通過障害の改善を見た一例(嚥下障害 : 症例2)
- II-9P1-10 両股・関節,右肘・足関節の多人工関節置換術後の血友病患者のリハビリテーションアプローチ(整形疾患2)
- I-6-19 慢性期外傷性脳損傷におけるC-11フルマゼニルPETの有用性(脳外傷 : 画像)
- I-6-16 慢性期外傷性脳損傷におけるMRI T2 *強調画像の有用性(脳外傷 : 画像)
- I-6-3 外傷性脳損傷の心理評価(脳外傷 : 評価)
- I-7-10 リハビリテーション訓練に関するパーキンソン病へのアンケート調査(神経筋疾患2)
- 外傷性脳損傷患者に対して実施した日本版RBMT結果からの一考察
- 外傷性脳損傷患者におけるGATBの意義 : 神経心理学的検査との関連
- WAIS-RのPIQに著明な低下が認められた1症例に対するOTアプローチ
- 直線偏光近赤外線照射による四肢の温度変化
- I-5-14 リハビリテーション科開設による脳卒中急性期における嚥下障害患者動態の変化(脳卒中 : その他1)
- II-H-38 脊髄出血の1症例
- 584 異なるLifting姿勢と生理的負担
- 109 水中トレッドミル歩行での運動強度の特性 : 水位・速度と酸素摂取量の変化
- 糖尿病性合併症の予防
- 温泉浴と免疫機能-慢性関節リウマチの末梢血リンパ球サブセットを中心に-
- 激運動に対する熱ショック応答に及ぼす運動トレーニングの効果
- リハビリテーション
- I-9P2-17 皮膚筋炎に合併した嚥下障害に対しバルンカテーテル訓練が奏効した一例(嚥下障害 : 症例2)
- 経腸栄養剤の変更にて_L-DOPAの吸収が変化したパーキンソン病患者の1例
- 4.西円山病院における回復期リハビリテーション病棟の現状(第5回日本リハビリテーション医学会北海道地方会)
- 1.帯状疱疹後に右下肢麻痺をきたした1例(第5回日本リハビリテーション医学会北海道地方会)
- I-G-31 高齢者の静止立位時の下肢筋活動と前方移動刺激後の重心動揺
- ギランバレー症候群の病態生理と医学的管理
- ポリオ後症候群 : その病態と臨床像
- 7. 前方水平移動刺激後の重心動揺 (第12回リハ・カレントトピックス&レクチャー)
- ジストニアを伴うニューロパシックペインの治療経験 : 2症例の報告
- 2-P2-133 嚥下造影検査に伴うバリウム誤嚥の危険性に関する検討(嚥下障害・評価2,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 114 脳卒中片麻痺患者の股関節前面の痛みと屈曲角度について(神経系理学療法VI)
- 25.結節性多発動脈炎(PN)の下肢切断に対する義足処方(第5回日本リハビリテーション医学会北海道地方会)
- 当院OT室における高次脳機能障害支援モデル事業の現状と課題について
- 717 脳卒中片麻痺患者に対する静脈血流に着目した腓腹筋へのアプローチの効果(神経系理学療法11, 第42回日本理学療法学術大会)
- 2)転倒の要因
- 668 Berg Balance Scaleを用いた自己効力感評価の有用性の検討(理学療法基礎系16, 第42回日本理学療法学術大会)
- 90 リスク管理に関わるPTの臨床的感性の実験的研究(教育・管理系理学療法I)
- 51 身体運動機能が高いにも関わらず、階段を降りることができなかった一症例(神経系理学療法II)
- 115 両手冷水負荷後の星状神経節近傍に対する直線 : 偏光近赤外線照射の効果
- ボツリヌス毒素治療(2002年/第39回日本リハビリテーション医学会学術集会/東京)(痙縮の新しい治療法)
- 4.ボツリヌス毒素治療(痙縮の新しい治療法)
- ボツリヌス毒素と痙縮のコントロール
- 高齢者における足浴の睡眠時間に与える影響
- 水浴温度と血小板グルタチオン代謝
- 1-6-8 高齢者の摂食・嚥下リハビリテーションの特徴(嚥下障害(2),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 4. 意識状態の改善とともに嚥下口腔期の障害が改善した症例(第12回日本リハビリテーション医学会北海道地方会)
- I-9P3-7 頸髄損傷例における介助犬の有用性(福祉機器)
- 学会印象記 第39回日本リハビリテーション医学会学術集会
- 15.冬期間の身体活動量が運動機能に及ぼす影響(第5回日本リハビリテーション医学会北海道地方会)
- 12.脳卒中による左頭頂部障害で認める構成障害と書字障害について(第5回日本リハビリテーション医学会北海道地方会)
- 頚髄損傷例における介助犬の役割と効果
- 温泉療法前後における血小板グルタチオン代謝の変化
- I-G-17 閉経後骨粗鬆症に対する運動療法の効果
- 随意運動の制御とリハビリテーション(第40回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 腰痛のリハビリテーション (いわゆる職業性腰痛に対するリハ的対応) (第34回 日本リハビリテーション医学会 学術集会)
- マイナスイオンが精神性発汗および脈拍に与える影響
- 経頭蓋磁気刺激による失調症の治療
- 磁気刺激のリハビリテーション医学への応用
- パーキンソニズムの新しい治療
- 反復経頭蓋磁気刺激法による機能再生
- 頚部神経節近傍への光線照射による末梢温度の変化
- 星状神経節近傍へのキセノン光照射による末梢温度の変化
- II-9P1-12 多発性骨折による脂肪塞栓の1症例(整形疾患 : 症例)
- II-E-3 腰痛症患者に対するMMPI : その解釈上の注意点について
- II-8-22 国立大学医学部付属病院リハビリテーション科の収支(医療システム2)
- 低出力レーザー照射療法(LLLT)
- 長期マイナスイオン暴露がヒトの生理機能・免疫機能に与える影響
- 直線偏光近赤外線照射療法の臨床的研究
- 温浴の免疫能への影響
- 水浴性温熱刺激による生体反応 : 免疫能に与える影響
- 13.運動療法
- 随意運動の制御とリハビリテーション
- 直線偏光近赤外線による星状神経節近傍照射が生理機能・免疫機能に与える影響
- 第40回日本リハビリテーション医学会学術集会開催にあたって
- 神経 : 2. 高齢神経疾患の病態とリハビリテーション
- ニューロ・リハビリテーションの進歩について
- 体の動きの美しさについて(バイオメカニズム的 美の探究)
- 北海道地方会 (リハビリテーション医学の確立 : 地方会の活性化を目指して)
- 第13回国際電気生理運動学会(ISEK-2000)を開催して