FIMを用いた脳血管障害患者の機能評価 : Barthel Indexとの比較およびコミュニケーションと社会的認知能力の関与
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概要
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入院リハビリテーションを施行した脳血管障害患者(入院時61名,退院時49名)を対象に,FIMおよびBarthe1 Index (BI)によるADL評価を行った、FIMの合計点とBIの合計点の間の回帰係数は0.95であり,FIMはBIと同程度に妥当な評価表である可能性が示唆された.BIの満点に対応する回帰直線上のFIM合計点は満点には至らず,FIMはADLが自立に近い患者におけるリハビリテーションの余地を示しやすいと考えられた.さらにFIMの各項目ごとに,それぞれを従属変数として重回帰分析を行った.独立変数にはFIMのコミュニケーションと社会的認知の項目の合計点(認知合計),Brunnstrom stage等を用いた.入院時のADLには認知合計の寄与が大きく,退院時には麻揮の寄与が大きかった.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1992-03-18
著者
-
千野 直一
慶應義塾大学病院リハビリテーション科
-
園田 茂
慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
-
椿原 彰夫
慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
-
沢 俊二
慶応義塾大学月が瀬リハビリセンター
-
千野 直一
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
-
田尻 寿子
慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
-
斎藤 正也
慶應大月が瀬リハセンターリハ科
-
猪狩 もとみ
慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
-
沢 俊二
慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
-
斎藤 正也
慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
-
道免 和久
慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
-
園田 茂
慶應義塾大学医学部リハビリテーション科
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