舌骨上筋群における嚥下表面筋電図の電極位置の検討
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概要
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嚥下口腔期における舌骨上筋群, 咀咽筋の筋電図を記録する表面電極設置部位について検討した. 対象は健常男性6名である. 舌骨上筋群について下顎の4導出(オトガイ下, 顎下, 外側, 舌骨導出)を, 咬筋について筋腹中央での導出を設定した. そして最大咬合, 舌挙上最大努力, 水嚥下における表面筋電図を記録した. 各導出の電極間距離は3〜10cmと差があるため1cm当たりの面積(以下, 面積)を比較した. 舌挙上と水嚥下では, 4導出の中でオトガイ下導出の面積が最大であった. 従ってオトガイ下導出は舌骨上筋群の筋活動を鋭敏に記録することができると推察され, 今後バイオフィードバック訓練での電極設置部位として応用が期待された.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1998-04-18
著者
-
有田 元英
東京都リハビリテーション病院
-
園田 茂
東京都リハビリテーション病院
-
堀田 富士子
東京都リハビリテーション病院
-
大田 哲生
東京都リハビリテーション病院
-
本田 哲三
東京都リハビリテーション病院
-
興津 太郎
東京都リハ病院
-
千野 直一
慶應義塾大学病院リハビリテーション科
-
興津 太郎
稲城市立病院リハビリテーション科
-
千野 直一
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
-
本田 哲三
財団法人浜松市医療公社浜松市リハビリテーション病院
-
有田 元英
有田内科整形リハビリクリニック
-
堀田 富士子
東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
-
興津 太郎
川崎市立川崎病院リハビリテーション科
-
大田 哲生
慶応義塾大学 リハ医
-
大田 哲生
慶應義塾大学医学部リハ医学教室
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