体幹前後屈運動負荷法による脳卒中片麻痺患者の持久力測定
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概要
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低運動負荷にて脳卒中片麻痺患者の持久力を知る目的で, 片麻痺患者10名と健常者10名を対象に座位における体幹前後屈運動を行った. 運動は3分ごとに反復回数を増やし, 計9分間行い, 心拍数と酸素摂取量の回帰係数 (これを心拍酸素係数と名づけた) を求めた. 健常者では, トレッドミルによる最大酸素摂取量も測定した. 健常者で, 心拍酸素係数と最大酸素摂取量に有意な相関 (r=0.84,p<0.05) が認められた. 一般に持久力の一指標とされる最大酸素摂取量を前後屈運動で推定できる可能性がある. 片麻痺患者で, 心拍酸素係数と日常の運動程度に有意な順位相関 (r_s=0.73,p<0.05) が認められた.
- 1989-03-18
著者
-
園田 茂
慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
-
椿原 彰夫
慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
-
千野 直一
慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
-
岡島 康友
慶應義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
-
岡島 康友
杏林大学医学部リハビリテーション科
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