脳卒中片麻痺患者の機能評価法Stroke Impairment Assessment Set(SIAS)の信頼性および妥当性の検討(2) : 体幹, 高次脳機能, 感覚項目, 帰結予測
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概要
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脳卒中患者のための機能評価法Stroke Impairment Assessment Set(SIAS)の体幹, 高次能機能, 感覚項目の信頼性および妥当性を検証した.検者間信頼性は一致率(0.52〜0.85), kappa(0.30〜0.87)と高かった.妥当性検証に関して, SIASの座位腹筋項目は従来の臥位腹筋検査と高い相関があった(r=0.67).視空間認知項目と線分二等分テストの順位相関は0.45となった.視空間認知, 言語項目は, 能力低下を示す機能的自立度評価法FIM認知項目群と相関していた.退院時FIM運動項目合計の予測は, 入院時FIMによる予測(R^2=0.56)より, FIMにSIASの諸項目を加えることでさらに正確に予測できた(R^2=0.60).以上よりSIASは信頼性, 妥当性のある評価法と考えられた.
- 1995-02-18
著者
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