日本における雷頻度の時刻別経年変化
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概要
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気象官署における1961〜2002年の目視観測資料を使って, 雷頻度の時刻別の経年変化を調べた.冬と春は1日を通じて雷が増加しているのに対し, 夏の雷は南西諸島を除いて減少し, 特に15時の雷頻度は全国平均で-10%/(10年)すなわち40年間では40%という高率で減少している.日平均頻度を1とした相対頻度についても, 夏は15時に-0.08/(10年)程度の減少傾向があり, 年平均においても15時に同程度の減少がある.15時ごろは内陸域を中心として雷の頻度が最も高くなる時間帯であるが, 上記の変化の結果, 近年は午後の頻度極大が弱まり, あるいは遅れる傾向がある.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 2005-04-30
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