冬の日本海低気圧時における関東平野の地上風系の日変化性
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概要
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12〜2月を対象にして日本海低気圧通過時の関東平野の地上風系を調べ,その総観場への依存性と日変化性(時刻依存性)の量的把握を試みた.関東平野の地上風系は南部の強南西風域と北部の弱風域とに分かれ,強南西風域は気圧傾度が強いほど(低気圧が強いほど)内陸深くまで及ぶ.また,強南西風域は昼間のほうが夜間よりも広い範囲に及ぶ傾向があり,このため低気圧の通過時刻によって地上風系の振舞は異なる.一方,北部の弱風域内では気温の日変化が著しく,山谷風の性格を持つ風向変化が現れる.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1994-06-30
著者
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