国土地理院GPS観測網から推定された可降水量
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概要
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全国8点の, ラジオゾンデ観測点に隣接したGPS観測点を選び, GPSデータから推定された可降水量とラジオゾンデ観測から得られた可降水量の比較を行った. その結果, GPSから推定される可降水量が, 低気圧の通過などに伴った可降水量の変動をよく捉えており, r.m.s.偏差にして3.7mm(またはkg/m^2:以下可降水量の単位はmmで統一)で両者は一致することが分かった. また, 前線等の通過に対応する短時間での可降水量の急激な変化も明瞭に見られた. 以上のことから現状のGPS観測網で, 日本列島上空の水蒸気変動がよく捉えられていることが分かった.
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1997-05-31
著者
-
内藤 勲夫
国立天文台
-
大谷 竜
東京大学海洋研究所
-
寓納寺 信崇
気象庁数値予報課
-
辻 宏道
国土地理院
-
辻 宏道
建設省
-
瀬川 爾朗
東京大学海洋研究所
-
万納寺 信崇
気象庁
-
大谷 竜
産業技術総合研究所
-
瀬川 爾蕨
東京大学海洋研究所
-
瀬川 爾朗
東京海洋大学
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