GPS可降水量のラジオゾンデによる再検証
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概要
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2000年1月〜12月の1年にわたって,気象庁などの14ラジオソンデ観測点近傍の国土地理院全国GPS連続観測網(GEONET)の54GPS観測点におけるGPS可降水量を,新たにアンテナ位相特性モデル,高精度海洋潮汐荷重効果などを取り入れた解析ソフトウェアで推定し,それらを09JSTと21JSTのラジオゾンデ可降水量と比較したその結果,両者はそれぞれの平均値の差(GPS-ラジオゾンデ)が-0.3mmで一致し,従来見られたGPS可降水量の負のバイアスがほぼ解消されたしかし,両者の差のばらつき(標準偏差)は従来とほぼ同じ大きさの2.3mmであり,特に21JSTでは,GPS可降水量は可降水量の増大につれてラジオゾンデ可降水量より小さく推定される傾向が今回も見られ,また可降水量の差には季節性,地域性も見られたこの原因について,さまざまな観点から考察・議論したが,明確なことはわからなかった
- 社団法人日本気象学会の論文
- 2003-12-31
著者
-
内藤 勲夫
国立天文台
-
内藤 勲夫
国立天文台地球回転研究系
-
岩淵 哲也
科学技術振興事業団(気象研究所)
-
里村 幹夫
静岡大学理学部地球科学教室
-
西村 昌明
総合研究大学院大学数物科学研究科・国立天文台地球回転研究系
-
岩淵 哲也
米国大学連合大気科学研究センター(UCAR)
-
内藤 勲夫
総合研究大学院大学数物科学研究科・国立天文台地球回転研究系
-
里村 幹夫
静岡大 理
-
里村 幹夫
静岡大学教養部地学教室
-
西村 昌明
静岡大学
-
里村 幹夫
静岡大学理学部
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