穂軸節位の二次枝梗籾着生の差異によって分類された穂型の遺伝
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概要
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穂軸節位によって二次枝梗籾の着生数の異たる水稲品種を用いて異なる穂軸節位における二次枝梗籾着生の遺伝を検討した.材料は上位穂軸節位に二次枝梗籾が多く着生する品種(以下,二次枝梗籾着生上位優勢型とする)の帽子頭とPanbi1a(ともに indica),下位穂軸節位に二次枝梗籾が多く着生する品種(以下,二次枝頂籾着生下位優勢型とする)のレイメイとStirpe 136 Anthocyane(javanica)を用いた.ただし,Panbi1aは疎植だとの条件下では,二次枝梗籾を下位穂軸節位にも多く着生する品種である. 二次枝梗籾着生上位および下位優勢型の遺伝を検討するため,帽子頭×レイメイ,Panbila×StirPe 136 Anthocyaneの交配を行なった.穂は,両親,F_1およびF_2植物の株の最長茎から採取した.穂首節位を零とし,上位に向って一次枝梗に番号を付し,穏当たりの一次枝梗数,各穂軸節位の一次枝梗籾数,二次梗枚数,二次梗枝籾数を調査した.これらの値を種ごとに図示したのち,二次梗枝籾着生上位,中位,下位優勢型たどに分類した.
- 日本育種学会の論文
- 1985-03-01
著者
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