Mofezolac (N-22)の生殖・発生毒性試験(第3報) : ウサギ経口投与による胎仔器官形成期投与試験
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概要
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N-22の0, 12.5, 50および200mg/kg/dayをウサギ胎仔の器官形成期に経口投与し, 母獣および胎仔に及ぼす影響を検討した結果, 以下の成績が得られた. 母獣に対しては, 200mg/kg投与群の投与開始初期に摂餌量の減少がみられた以外, 各投与群の一般状態, 体重増加ならびに剖検時の器官・組織に被験物質投与の影響は認められなかった. 胎仔に対しては, 200mg/kg投与群に軽度な早期吸収胚の増加がみられた以外, 各投与群の着床数, 生存胎仔数, 胎仔体重などに変化はみられず, 外表異常, 内臓異常, 骨格異常および骨格変異の出現率に被験物質投与の影響は認められなかった. 以上の如く, 本試験条件下における母獣および胎仔に対する無影響量はいずれも50mg/kg/dayと推察された.
- 1990-06-30
著者
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渕上 勝野
株式会社パナフォーム・ラボラトリーズ 安全性研究所
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松永 欣也
株式会社パナファーム・ラボラトリーズ 安全性研究所
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児玉 龍平
(株)パナファーム・ラボラトリーズ
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山北 修
大鵬薬品工業株式会社 製薬センター 安全性研究所
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渕上 勝野
株式会社パナファーム・ラボラトリーズ 安全性研究所
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大塚 辰雄
株式会社パナファーム・ラボラトリーズ 安全性研究所
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鮫島 功一
株式会社パナファーム・ラボラトリーズ 安全性研究所
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児玉 龍平
株式会社パナファーム・ラボラトリーズ 安全性研究所
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