大分県における水田難防除雑草の分布 : 第1報 大分県中部以北における分布
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概要
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大分県中部以北の61地点において,1994年および1995年に水田難防除雑草の調査を行った。1)クログワイは散在しており,標高10〜860mの水田で発生が認められたが,発生程度と標高の関係は明確でなかった。2)オモダカはクログワイよりも狭い範囲に密に分布が認められ,その発生程度は標高200m以下において極く小さく,標高300m以上ではクログワイを上回る傾向がみられた。3)コウギヤガラは,県北部の沿岸部水田地域にに発生が認められた。4)シズイは,調査した61地点中1筆の水田のみに確認された。5)クサネムは,県北部の標高160m以下の水田地域に集中して発生が認められた。6)除草法については,難防除雑草に有効なベンダゾン液剤の体系処理は現地でほとんど行われておらず,より省力的かつ低コストな防除技術の確立が必要と思われた。
- 1997-05-15
著者
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