大豆の早播栽培について : 第4報 アキシロメの不穏莢発生要因
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概要
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大豆早播栽培で安定多収化を図るために,アキシロメの不穏莢発生要因について検討した。1.不稔莢の発生は早播したアキシロメで多く,その多発とともに収量が低下し,年次間変動も大きかった。2.不稔莢の約1/4はカメムシ,サヤムシガ,葉腐病菌による直接的被害であり,残りの不稔莢は生理的なものと考えられた。3.開花後40〜60日間のNARの減少およびLAIが低下するのにしたがって,不稔莢率が増加した。4葉焼病の多発にともなって不稔莢が増加した。また,葉焼病の多発した年には,台風被害が大きかった。5.アキシロメの早播栽培においては,一般にみられる精粒数と百粒重の負の相関関係がなく,葉焼病の発生にともなって精粒数と百粒重ともに低下した。6.以上の結果から,低収年次の早播大豆では,台風が引金となって葉焼病が発生し,同化産物の不足によって不稔莢が多発すると考えられた。
- 日本作物学会の論文
- 1988-12-15
著者
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大賀 康之
福岡県農業総合試験場筑後分場
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大賀 康之
福岡農業総合試験場
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大賀 康之
福岡県農総試
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大賀 康之
同筑後分場
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大賀 康之
福岡農総試筑後分場
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平野 幸二
福岡県農業総合試験場
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三善 重信
前福岡県農業総合試験場
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