アルファルファの播種期による生育・収量の季節的・年次的変化 : II 3 年目と 4 年目の生育・収量および総括
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概要
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1 3年目と4年目の生育はほぼ同じ傾向であった。すなわち草丈は播種期別の差がなくなり, 季節別には春から夏にかけて旺盛で, 秋にはおとろえた。また茎径は春1番刈の時が最も太く, 刈取が進むにつれて再生茎は次第に細くなった。2 収量も3年目と4年目は同程度で, 播種期による差が全般に少なく, わずかに播種期の順に多収を示す程度であった。3 3年目と4年目の収量は2年目より著しく低かった。そして2年目は播種期の早い区ほど多収で, かつ播種期による収量差が大きかったので, 3, 4年目の収量の低下の程度は播種期の早い区ほど大きかった。4 4年間の生草収量の合計は播種期の早い区ほど多かったが, その差は主として2年目の収量差によるものであった。そして, アルファルファは栽培条件の相違に対する反応が2年目に大きく3年目以降は小さくなるものと考えられる。5 収量と圃場の占有期間, 耐雪性等を考慮すると8月中旬〜9月上旬の播種が適当と思われる。
- 日本作物学会の論文
- 1968-03-25
著者
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