ファジィ論理によるダイズ草姿・葉形データ検索システム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
作物の形態に関するデータベースのためにファジィ論理に基づく検索システムをWWW上に開発した.作物の形態は, 受光態勢や耐倒伏性, 機械化適応性などに密接に関連する形質である.近年, 画像解析手法の発達などで, 従来計測が困難であった各種草姿パラメータの定義が容易になり, 形状に関する数値データベースの構築が画像データと組み合わせて可能となった.形に係わる検索を実行する場合, 形状パラメータを数値として与えるよりは, 「より細長く草丈は中くらい」といった定性的で相対的な検索条件を設定する方が直感的で分かりやすい.そこで, ダイズの形状を例題にファジィ論理を用いて, そのような検索が可能なシステムを開発した.検索は自然言語的表現から選択して行うが, その表現に対する主観の違いから, 同じ検索条件に対して同じ検索結果を出すだけでは, 多くの人の満足を得ることができない.そこで, 複数のメンバーシップ関数, 可変なファジィ区間, 複数のメンバーシップ論理積を用意することで, 利用者の主観に応じて, より満足度の高い柔軟な検索を実現した.
- 1998-03-05
著者
-
高橋 信夫
長野県農事試験場
-
二宮 正士
中央農研
-
高橋 信夫
長野県中信農業試験場
-
二宮 正士
中央農業総合研究セ
-
二宮 正士
農研機構中央農業総合研究センター
-
二宮 正士
農研セ
-
二宮 正士
農業研究センター
-
生出 真里
農業研究センター
-
生出 真里
九州沖縄農試
-
Oide M
National Agriculture Res. Center Ibaraki Jpn
関連論文
- Color signature に基づくパンジー花色の画像解析
- 画像情報に基づくトルコギキョウの覆輪模様および花弁輪郭の定量的評価
- 楕円フーリエ法・主成分分析によるサクラソウ花弁形状の変異解析
- 楕円フーリエ法・主成分分析によるサクラソウ花弁形態変異の検出
- リモートセンシングデータによる重回帰における重みの最適化における注意点
- リモートセンシングデータによる回帰におけるブートストラップ法の利用
- 衛星データによる水稲収量推定における重み付き回帰の利用
- リモートセンシングデータに基づいて水稲収量を推定するための回帰式についての予備的報告
- WWW衛星画像カタログデータベースの構築
- ダイズの分子連鎖地図の構築ー主要連鎖群の染色体数への収束