Serratia marcescens の生産するプロディギオシンがハスモンヨトウに対する Bacillus thuringiensis Cry1C 内毒素の殺虫活性を増大させる
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概要
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Serratia marcescensの培養上清に存在し, Bacillus thuringiensisのδ-endotoxin (Cry1C)のハスモンヨトウに対する殺虫活性を増大する活性物質を明らかにする目的で, キチナーゼ(A, B及びC1), キチン結合蛋白(CBP)及び赤色色素プロディギオシン(prodigiosin)について協力作用の有無を調べた.その結果検定物質のなかではプロディギオシンのみに致死活性と幼虫発育阻害活性において顕著な協力作用が認められた.S. marcescens培養上清と精製プロディキオシンの協力作用性は類似しており, さらに467nmの吸光度から推定した上清中のプロディギオシンの含有量で協力効果を十分説明できることから上清中の協力作用はプロディキオシンによるものと推論された.
- 日本農薬学会の論文
- 1999-11-20
著者
-
鈴木 一史
新潟大・農
-
渡邊 剛志
新潟大・農
-
堀 秀隆
新潟大学大学院自然科学研究科
-
堀 秀隆
新潟大院
-
浅野 昌司
Advanced Technology Laboratory, Kubota Corp.
-
荻原 克俊
Advanced Technology Laboratory, Kubota Corp.
-
仲川 洋治
Graduate School of Science and Technology, Niigata University
-
鈴木 一史
Faculty of Agriculture, Niigata University
-
堀 秀隆
Graduate School of Science and Technology, Niigata University
-
渡邊 剛志
Faculty of Agriculture, Niigata University
-
渡邊 剛志
新潟大・応用生化
-
浅野 昌司
クボタ技術開発本部
-
荻原 克俊
クボタ技術開発本部
-
仲川 洋治
Graduate School Of Science And Technology Niigata University
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