ねじ締結体の設計システム(第2報) : 連接棒ボルトの応力解析
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概要
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ねじ締結体全般の強度設計システム確立の第1段階として, 連接棒ボルトの応力解析を行った.解析では, 連接棒大端部を円環に置き換え, 各部の変位からボルトに生ずる応力を求める方法を用いており, 更に, 連接棒の変形測定及びボルトの応力測定を行い, モデル化の適否ならびに解析結果の妥当性について検討した.本研究によって得られた結論は次のとおりである.(1)連接棒大端部を円環に置き換え, 比較的簡易に応力解析を行う方法を示した.(2)連接棒の変形及ぴボルトの応力について実験を行い, (1)の解析結果と比較したところ実験値と計算値はかなりよく一致した.(3)実際のねじ締結体の強度設計に関しては, 本方式を用いれば比較的簡易に行うことができるが, 強度設計方式の体系化という観点からは更に検討が必要である.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1982-10-05
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