水銀暴露をうけた姉妹例
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概要
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父親の過失によって水銀暴露をうけ義母は死亡したが, 幸いにも急性中毒症状は現われなかった14才と11才の姉妹について, 暴露より9カ月後に入院させ精査した. 全身状態は良好で理学的所見なく, 神経学的・運動機能検査で視野狭窄・聴力障害・知覚障害などの異常を認めず, また末梢血, 血液生化学, 腎・肝機能検査でも異常は認めなかった. しかし全血中総水銀量はすでに有意の高値を示さなかったが, まだ尿中, 頭髪中, 臓器(腎)などの水銀値は高く, なお体内にかなりの水銀量が残存していることがうかがわれ, 今後しばらく観察が必要と思われた.
- 産業医科大学学会の論文
- 1986-12-01
著者
-
小堀 一二
産業医科大学病院中央臨床検査部
-
梶原 康巨
産業医科大学小児科
-
梶原 康巨
産業医科大学 小児科
-
梶原 康巨
産業医科大学小児科学
-
梶原 康巨
産業医科大学 医療科
-
山岸 稔
産業医科大小児科
-
山岸 稔
産業医科大学・小児科学
-
小堀 一二
産業医科大学産業医実務研修センター
-
中村 弓美
産業医科大学小児科学教室
-
福崎 隆一
産業医科大学小児科学教室
-
井上 尚英
産業生態科学研究所環境中毒学研究室
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