線形計画法による部品所要量分析方式の提案
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概要
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市場二一ズの多様化、短納期化に伴い、企業側では、部品を製品問で共用化して、それらを組合せて製品を製造するという部晶中心生産方式が重要となってきている。部品中心生産方式を具現化するためには、製品側の生産計画から部品側の所要量を計算する機能が重要となる。このために、従来BMP(Bill of Materials Processor)が使用されてきた。これは、製品に対する部品の結合関係を樹状のデータ構造として表現したものであり、製品の量を与えて部品所要量を計算する等の機能がある。しかし、製品側の生産量に不確定さがある場合に、部品所要量はどの程度不確定となるのかという事を事前に分析する機能とか、部品供給可能量に制限がある場合に製品側の生産計画をどう調整すべきかといった、現実の場で重要となる機能を必ずしも具備していない。本論文では、従来のBMPの持つ上記の難点を克服するための一方式を提案する。本方式では、製品側の生産量と部品所要量との関係を、線形一次式体系によって記述し、線形計画法を用いて部品所要量の計算をおこなう。製品生産量に不確定さがある場合には、不確定さに対する変分右辺列を導入し、パラメトリック手法を用いて部品所要量の不確定さを計算する。逆に、部品利用可能量に制限のある場合には、それらを制約条件として、ある目的関数のもとで製品側の生産計画量を算出する。
- 社団法人日本オペレーションズ・リサーチ学会の論文
著者
-
佐々木 浩二
(株)日立製作所システム開発研究所
-
渡辺 俊典
日立展作所システム開発研究所第5部
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瀬戸 洋一
日立製作所システム開発研究所
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渡辺 俊典
日立製作所システム開発研究所:(現)電気通信大学大学院情報システム学研究科
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瀬戸 洋一
日立
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佐々木 浩二
日立製作所
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佐々木 浩二
(株)日立製作所 システム開発研究所
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渡辺 俊典
日立製作所システム開発研究所
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瀬戸 洋一
日立製作所
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