ディジタル地図における多段最短路探索アルゴリズムの提案

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概要

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近年、カーナビゲーションなど地図上でシミュレーションを行うニーズが高まっている。道路網のある地点から一定時間内に到達することのできる地域を求めるには、ディジタル地図上の道路データを用いて、通行時間をコストとした最短路探索を行えばよい。最短路探索法のひとつにDijkstraのアルゴリズムがある。これは精度は完全であるが、計算時間がかかる問題がある。それに対処するために以前提案した高速経路探索アルゴリズムは、Dijkstraのアルゴリズムに比べて計算時間は短いが、精度が落ちる。そこで本稿では、これら二つのアルゴリズムを組み合わせた、高精度で高速処理が可能な多段最短路探索アルゴリズムを提案し、計算時間と精度の評価を行う。
1995-03-15

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