アレキシサイミアの傾向をもつ心身症患者の心理劇の試み
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概要
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著者らは,大学病院精神科外来において,神経症・心身症の患者の治療に心理劇を行っている.その中で,精神療法が困難といわれているアレキシサイミアの傾向をもつ患者に対しても効果がみられたので報告する.報告する2症例(過敏性腸症候群,パニック障害)は,いずれも外来で薬物療法と一般精神療法が行われ,症状はやや軽減したが存続し遷延化していた.心理劇参加後は,ミラー(自分役を他のメンバーにやってもらい見る)や役割交換(他人の役をやる)などの心理劇の技法により,自分を離れて客観的に眺めることによって,自己の状況や状態を正しく認知することが可能となり,自己理解や感情の言語化か促され,症状や生活にも変化がみられたものと考えられた.
- 2003-03-01
著者
-
井上 清子
埼玉医科大学神経精神科
-
山内 俊雄
埼玉医大精神科
-
山内 俊雄
埼玉医科大学
-
山内 俊雄
埼玉医科大学・医学部・医学科・精神医学講座
-
山内 俊雄
埼玉医科大学 精神医学
-
山内 俊雄
国立病院機構静岡てんかん･神経医療センター
-
井上 清子
埼玉医科大学精神医学教室
-
井上 清子
埼玉医大精神科
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