情報教育の新たな試みとその展開 : 女子中学生へのパソコン組み立て実践教育

概要

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IT革命が、我々の暮らし、そして経済を大きく変えるフロンティアになればとの期待は大きい。半年過ぎればそれはもう「ナツメロ」、時代遅れと指摘されそうなこのスピードこそ、1年が、5年、10年にたとえられるIT革命の核心なのかもしれない。IT革命の波は教育分野にも打寄せており、インターネットの接続状況も、平成9年の12.1%から、現在では、100%に近い数字を示している。環境整備が進むにつれ、実践教育の重点が、インターネットを始めとするパソコン操作へと移行しつつあるように思う。現行では、情報教育の一考案として、決して間違った方向とは思えないが、少々片寄りがあるかのようにも見える。今後、実践教育をどう進めていくべきか、このヒントは、今年開校した「ものつくり大学」にあるように思う。基礎を重んじ、自らの手で、ものつくりを実践する喜びを実感し、理論と技能を身につけることで、新たな実力を養い、情報教育の変革を図る。この他、アンケート調査のデータ分析から、情報メディアの現状を考察する。
日本教育情報学会の論文
2001-11-10