高校数学における授業観の構造と生徒・教師の対応関係
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概要
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5つの高校の生徒193名と教師32名に対し,どのような数学の授業を求めているかという授業観に関する調査を行なった.因子分柝の結果,「専門志向」「教養志向」「演習志向」という3因子が見出された.おのおのの学校ごとに,生徒と教師の授業観がどの程度対応しているかを調べたところ,専門志向に関してはある程度一致していた.しかし,教養志向と演習志向は,教師間のばらつきが非常に大きく,生徒の分布ともあまり対応していないことがわかった.同時に,学習スタイルと教科の好みも調査し,授業観との相関を分析した.ある高校で,結果を生徒ごとにフィードバックしたところ,自分の授業観を内省する機会となることが認められた.
- 日本教育情報学会の論文
- 1994-03-15
著者
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