小児看護実習に対する学生の意識と指導上の問題
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概要
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本学の小児看護実習は幼稚園・保育園実習を1週間,病棟実習を2週間という形態で実施している。今回,小児看護実習に対する学生の意識を明らかにし指導上の問題点を考察したいと考え,小児看護実習終了後の学生を対象にアンケート調査を実施した。その結果,学生は小児の実習期間を短いが楽しかったととらえていること,小児看護の特徴と健康児・病児の違いが理解できたことが大きな学びであったことなどがわかった。実習中の指導について学生は,(1)具体的で優しく熱心な指導,(2)効果的な場面設定と良いモデルとしての実践,(3)個人として認め,理解し受け入れてくれる指導,(4)失敗を非難せず,不安が強い場面では支持し励ましてくれる指導,(5)統一された指導,を望んでいる。これらの結果をふまえ,実習指導にあたっては小児という特殊性とからんだ現代青年の特徴をよく理解し,指導方法を検討しなければならない。
- 順天堂大学の論文
- 1994-03-25
著者
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