Root Planingに関する研究(III) : 術後歯肉の経時的変化(自然科学編)

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概要

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歯周疾患初期治療としてのroot planing後における歯肉辺縁の経時的な形態変化を予測することは,術後のメイソテナソスを的確にすすめるうえで重要な役割を果たす。しかしながら従来, root planing後一定期間におけるprobing depth の変化や歯肉辺縁位置の変化に関する研究は散見されるものの,これらを経時的に検討したものは見当らないようである。そこで今回我々は,これまで行ってきたroot planingに関する研究の一環として歯肉辺縁部の経時的変化を知る目的で本研究を企図した。すなわち初診時およびroot planing後3日目,1週間目,2週間目毎の石膏模型および形状測定器スタイラスを用いて得られた近遠心乳頭部および歯頚中央部の歯肉矢状断面の重ね合わせ図から歯肉辺縁の位置,面積の経時的変化および歯肉の改善率を求め,さらに術後2週間における歯肉再付着値の算出を行ってこれらを比較検討した。その結果,若干の知見を得たので報告する。
千葉県立衛生短期大学の論文

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