モロヘイヤ葉肉組織からのプロトプラスト調製
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概要
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モロヘイヤ(Corchorus olitorius)葉肉組織からプロトプラストを効率的に調製する方法を検討した。生存率が高いプロトプラストを多く調製する条件は、細胞壁溶解酵素に1% Meiselase P-1、1% Acremoniumcellulase、0.5% Macerozyme R-10および0.5% Pectinaseの混合酵素、浸透圧調節剤に0.6Mのマンニトールを合む0.05Mマレイン酸緩衝池(pH6.0-6.5)を使用し、酵素処理時間を3時間とした場合であった。この条件でのプロトプラストの単離数は、生重量1gの葉肉組織から約8.5×10^6個、平均粒径は18μm、生存率は約89%であった。また、最適条件で調製したプロトプラスト由来細胞の中には、10℃の低温条件下でカルスを形成したものがあった。さらに、NaCl濃度0.2%の栽培液中で栽培し、展開した葉肉組織から調製したプロトプラストは、膜浸透圧耐性であった。
- 高崎健康福祉大学の論文
- 2003-03-25
著者
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