隣接する河口干潟における底生動物の分布
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概要
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Ecological studies were undertaken in tidal flats of the neighbouring two rivers, the Shitomo andAno Rivers, in spring and summer 1987. These rivers which have wide tidal flats at their mouths show much different features of sediment on the flats, but benthic faunas are not so much different between the two rivers. Number of the collected species of the two rivers is comparable, while biomass of the animals is larger in the Shitomo River than in the Ano River. Individual number of the dominant species of the two rivers is comparable, but biomass of the species is larger in the Shitomo River. Causes of these differences are discussed and speculated.三流県津市を流れ,伊浴湾に流入する安濃川と志登茂川の河口干潟において底生動物及び底質調査を1987年の春から夏にかけて行い,二河川の比較をした。クラスター分析を行った結果,二河川間では底質環境で明らかに相違がみられた。しかし,底生動物相は差異が認められなかった。また底生動物の種類数は二河川間で差がみられなかったが,生物量は志登茂川の方が多かった。優占種は,個体数では二河川間に差はないが,生物量では志登茂川が大きかった。これらの原因について論議した。
- 三重大学の論文
著者
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木村 妙子
三重大学生物資源学部
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名越 誠
奈良女子大学
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名越 誠
奈良女子大学理学部生物科学科
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関口 秀夫
三重大学生物資源学部
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名越 誠
奈良女大 理
-
木村 妙子
Faculty Of Bioresources Mie University
-
木村 妙子
三重大学大学院生物資源学研究科
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