喫煙対策の効果 : 高知県西土佐村の経験から

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概要

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西土佐村の防煙・禁煙運動は, 総合的な健康づくり運動の中にたばこ問題をとらえ, 住民が「健康づくりや病気に対応する力」をつけて, 自ら「喫煙か禁煙か」を選択するという「自己啓発方式」で行ってきた.その結果, 10年間の活動によって喫煙率や村のたばこ税収入は大幅に低下するなどの成果を生んだ.また, 国保医療費の伸びの鈍化の一因にもなったと思われる.しかし, まだ多数の喫煙者がみられるなど自己啓発方式による限界も見えており, これからは総合的な健康づくり運動に合わせて, 村としての喫煙に関する政策的な取り組みや喫煙者に対する個別のさまざまな対応が必要であることを指摘した.西土佐村は喫煙率25%の村をめざしている.
川崎医療福祉大学の論文

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