服飾造形における技術的研究(第2報)-カクテル・スーツの製作-
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概要
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限られた用尺で,身体のフォルムとしての調和を念頭にデザインした。構想と技術面の合致は,容易でない面もあったが,形態面でも機能面においても合理的に表現できたと思う。それはジャケットの袖つけを明示しないようにしたことや,スカートが着脱せずにロング丈からノーマル丈に早変わりする便利な洋服に製作出来たことである。その他損耗した布地であるが,可縫製について吟味したことにより,縫い傷やラン,シームパッカリングなどの支障もなく製作でき,独自のデザインによる合理形態のドレスを製作することができた。このカクテル・スーツの製作は箪笥に眠っている素材の有効活用ともなった訳である。なお,今後実際に着用することで,形態安定性(伸縮・圧縮・しわ)や,取り扱い(洗濯・アイロン・保管)など多くの研究課題を示唆されているように思う。
- 和洋女子大学の論文
- 1997-03-31
著者
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