服装造形のための基礎研究(第3報)-機器による女子人体下半身の分析
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概要
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機器による服装造形のための研究を3報にわたって追求してきた。その中で,縫製を対象とした被験者数はすくない。しかし1報の研究では5年間延べ344人の形態因子から体型の類別を行ない,厳密な平均的体型の被験者を抽出する等,詳細に検討した。また一方では順次,数を増し研究を行なった被験者の体型がY体型,A体型,B体型それぞれ異なり,且各体型の衣料サイズも5号から17号と多種多様の人体形態である。これらの被験者の立位正常姿勢及び左右対照などの相関関係を究明した。更に本研究では,2報における着想観察も踏えて水平体型図を作成した。又製作を想定してのプロセスにおいて緻密な配慮をなし,殊に測定に当っては製図展開との関連関係において慎重を旗した。その結果独自のスカート原型を展開するに当たり,俯観図が原型の原理を解明する証差であることが明らかになった。付記 : 本研究の一部は日本服飾学会年次大会(1995年5月)において発表したものである。終りにあたり,計測に協力いただきました山本高美氏,増田純子氏に感謝の意を表します。
- 1996-03-31
著者
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