服装造形のための基礎研究(第1報) : 女子人体下半身水平体型図とダーツ量
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概要
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人体水平断面の測定から,下半身の水平体型図(俯観図)を作成し,これをもとに外包囲を描くには,各断面重合と云う難度の高い作業を必要とする。しかし,そのことが被服設計上必要な,人体形態をつぶさに観察し得る利点がある。特に,自分の後面の体形など実際に観察することの出来ない形状を確認できるため,指導上の説得力があり,また立体構成実習の理論的背景となる。一方ダーツ量測定のための図形作成の段階で,製図展開と縫製上の相関関係が理解できるため,仮縫い試着で補正が少くてすむ。このように実践教科としての効用がみられる。今後も継続して研究を行いたいと思っている。終りに,計測測定に,協力下さった山本高美氏,増田純子氏に感謝の意を表します。
- 1995-03-31
著者
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