有機農産物の認証制度と地域農業の活性化:宍栗郡一宮町「有機の里やまだ」を事例として
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概要
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近年,有機農産物の認証制度を導入する自治体が増加してきた。この認証制度は有機農業で栽培された農産物を県が認証し,消費者の信頼を得て販路を安定的に確保することを主たる目的としている。こうした制度が活用されるようになれば安定的な販売が可能となり,その結果,地域農業の発展の可能性が大きくなるはずである。兵庫県一宮町山田地区では1994年に初めて認証を受け,スーパーマーケットへ多種の有機農産物を出荷している。認証を受けたことで地域のJAや農業指導機関との関わりも強くなり有機農業を次第に発展させてきている。「有機の里やまだ」の取り組みの成果は以下のようにまとめることができる。(1) 土地利用の高度化 : 荒廃しかけていた棚田での輪作や混作による有機栽培 (2) 有機農産物の販売額の増加 : 有機栽培の取り組みの拡大と販売体制の強化 (3) 流通業者との新しいタイアップ : 生産者と消費者とのパイプ役 (4) 消費者との交流の機会の増大 : 産消提携活動や祭りの開催
- 神戸大学の論文
- 1997-01-30
著者
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保田 茂
神戸大学農学部食糧生産管理学
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保田 茂
神戸大学農学部食料生産管理学
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小川 華奈
神戸大学大学院自然科学研究科博士後期課程
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保田 茂
神戸大学農学部食料環境経済学研究室
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保田 茂
神戸大学農学部
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小川 華奈
神戸大 大学院
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小川 華奈
神戸大学大学院
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