貯水池の堆砂に関する基礎的諸問題 (第1報) : 日本における貯水池堆砂の実態
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In Japan, about two thirds of its land are the mountain districts, and its topographic and geological features are inevitable to erosion and collapse. The land is a zone frequented by typhoons with erosive dangerous rainfall. Thus the erosion rate is more than four times of the world average, and the production of sediment and its runoff are very important problems. When a group of dams for flood control and water utilization is constructed across sand-drifting river for the development of a river basin, the phase of the river channel will change so as to be in a new state of equilibrium. At the upper stream of dam sites sedimantation occurs due to the change in the state of river flow. The sedimention has some advantages, but it is essentially a loss to the flood control and water utilization owing to the reduction of storage capacity. It also causes rapid increase of interior flooding by the aggradation of river bed and the rise of groundwater level. On the other hand, at the downstream of dam sites degradation of river bed occurs due to the scouring or sorting caused by the variation of river flow, or by the kinetic energy of flow. In this way river bed approaches the final equilibrium gradient, and its final profile has a static equilibrium bed slope on which the tractive force is identical with the critical tractive force. Studies on the mechanism of sedimentation, such as the rate of sediment inflow and sediment distribution, are necessary to solve the sediment problem in order to establish a sedimentation policy. Observations on the state of sedimentation are a prerequisite. Observation data of sedimentation at 354 dam sites including electric-power dams, irrigation dams, water supply dams, flood control dams and multiple purposes dams are collected here in 1971,and the respective features are analyzed. Data are obtained as the sediment accumulation at many dams in the country. Thus the sediment indices in Japan, such as original storage capacity C(m^3), amount of total sediment Q_s(m^3), total rate of sediment accumulation R_s=100(Q_s/C) in percent, mean annual sediment accumulation r_s=R_s/Y in percent, specific sediment accumulation q_s=Q_s/FY(m^3/(km)^2,year), and time in years since the completion of the dam Y in years, are survayed macroscopically and quantitatively. And the features of respective reservoir are investigated. By studying in detail the sediment indices on the basis of the sediment accumulations at dams, the variation of characteristics can be estimated for respective regions, river systems or years.
- 神戸大学の論文
著者
関連論文
- ホッパー流動における不均質性と対称性の関係
- 平成14年度(第15回)水文・水環境研究部会 シンポジウム報告
- 滞砂防除に関する土砂水理学的研究 (第5報) : 渦動管土砂吐工の効果について
- 滞砂防除に関する土砂水理学的研究 : IV. 天川頭首工の滞砂防除対策について
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第8報 : 神戸市N-O-地区における農地地すべり斜面の安定解析
- 小型貯水池における水・物質収支 : 農業用ため池と洪水調整池の事例研究
- フローインジェクションポテンショメトリーを用いた山地小河川のカリウム, ナトリウム, 塩化物イオン濃度の高頻度・長期モニタリング
- 集水域からの流出負荷量の推定法とその不確かさについて
- LQ式による回帰の信頼区間について : 山林小流域からの溶存イオン流出負荷量推定を例として
- 山林小流域からの溶存イオン流出負荷量の推定精度について
- 進化戦略による流出モデル定数の多目的最適化
- 進化戦略による流出モデル定数の最適同定
- 流出モデル定数の最適同定における誤差評価関数の選択に関する研究
- Neareast-Neighbor法による実時間流出予測の実用的適用法に関する研究
- 山林小流域の長短期流出解析への TOPMODEL の適用 : 長短期流出両用モデルとの比較
- Nearest-Neighbor 法による多雪流域の実時間流出予測
- 乾燥地域の作物要水量推定における気候変化の影響 : スーダン国ゲジラ灌漑地区を例にして
- パキスタンの試験流域におけるカーブ・ナンバー法に基づく洪水ハイドログラフ推定の可能性
- 水質により分離した流出成分と長短期流出両用モデルによる流出成分の比較
- 農地造成による流域物質収支の変化
- 乾燥地域の作物要水量推定における気候変化の影響--スーダン国ゲジラ灌漑地区を例にして
- 「阪神・淡路大震災,復興への足どり」 : 農業土木技術者の災害対応を考える
- 灌漑システムの参加型管理, 水利用技術, 及び水文学の応用 : セッション
- パキスタンの試験流域におけるカーブ・ナンバー法に基づく洪水ハイドログラフ推定の可能性
- 不浸透域と浸透域が混在する流域の降雨流出に関する研究
- 多層系砂柱の浸透破壊問題における押えフィルタの効果と一層(均質)の仮定の合・不合理性
- 薄層流の抵抗則に関する実験と考察
- 自然流路における流速分布の測定と流域流出低減の一解釈
- 開水路の流速分布からみた流出低減曲線について
- 21世紀に向けての学会大会を考える
- 水みちの影響を考慮した斜面流のモデル実験
- 室内及び野外実験による斜面流のモデル化
- 堆砂防除に関する土砂水理学的研究.第11報 : 渦動管排砂工の貯水ダムへの適用
- 堆砂防除に関する土砂水理学的研究.第10報 : 渦動管排砂工におけるair-tunnelの発生
- 堆砂防除に関する土砂水理学的研究.第9報 : ジェットフローゲートを有する渦動管排砂工の水理に関する実験(2)
- 景観の中の構造物
- 降雨及び渇水指標による地域干ばつ災害の検討(農業工学)
- 流域モデル化による水系流動水量の推定
- 滞砂防除に関する土砂水理学的研究.第8報 : ジェットフローゲートを有する渦動管排砂工の水理に関する実験
- 分布貯留型モデルによる流域表現と流出変化の予測
- 滞砂防除に関する土砂水理学的研究 (第6報) : 渦動管排砂工の沈砂池への適用(農業生産工学)
- 貯留関数による流域のモデル化 : 山地の水調節機構に関する実験的研究 (II)(農業生産工学)
- 空中写真情報の農業近代化への利用 (第1報) : 無線操縦による近接空中写真装置について(農業生産工学)
- 貯水池の堆砂に関する基礎的諸問題 (第1報) : 日本における貯水池堆砂の実態
- 全流出量解析によるダム流入量の検討
- 直接流出量にかかわる山地表層部の機能 : 山地の水調節機構に関する実験的研究 (1)
- 表層部における土壌水分の変化特性
- 線形時間不変系としての流域応答の推定
- ため池の多い河川流域の流出に関する研究 (第1報) : 流域の実態と中小降雨による流出について
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第10報 : 凍結-融解が吉川累層粘性土の粘着力・内部摩擦角に与える影響
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第9報 : 凍結-融解が吉川累層粘性土の一軸圧縮強度に与える影響
- 神戸市僧尾地区地すべりに関する研究
- 湿田における機械化に関する基礎的研究 : 1. トラクタ車輪の接地圧と沈下について
- 丹波篠山盆地における湿田改良対策研究 : IV. 湿田における地下水位調節による土地改良効果
- 丹波篠山盆地における湿田改良対策研究 : III. 湿田土壤に対する土壤改良剤の効果
- 丹波篠山盆地における湿田改良対策研究 : II. 弾丸暗渠穿孔機の設計と施工について
- 丹波篠山盆地における湿田改良対策研究 : 1. 実態調査による総括的考察
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第7報 : 神戸市N-O-地区における地すべり防止C.I.P.杭の長期挙動
- 堆砂防除に関する土砂水理学的研究.第12報 : 水中自動給砂装置を有する流砂実験水路の開設
- 開水路における粗度係数の評価 (第2報) : 護床工にコンクリート異形ブロックを使用する場合の粗度に関する実験
- 開水路における粗度係数の評価 (第1報) : 開水路における人工粗度の実験的考察
- 渦動管の沈砂池排砂への適用
- 神戸層群における地すべりに関する研究 (第1報) : 地すべりの分布と地質について
- 神戸層群における地すべりに関する研究 (第2報) : 神戸市東簾地すべり地区における地形と土地利用区分の特性について(農業生産工学)
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第12報 : レキ分が吉川累層粘性土の沈下に与える影響
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第11報 : レキ分が吉川累層粘性土の締め固め効果に与える影響
- 滞砂防除に関する土砂水理学的研究 (第7報) : 沈砂池における渦動管排砂工の水理に関する実験・解析(農業生産工学)
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第6報 : 神戸市Z地区における地すべり防止C.I.P.クイの長期挙動とクイを含む斜面の安定解析
- 地すべり安定杭に作用する横方向力の一計算法
- 地すべり防止鉄筋コンクリート杭の強度に関する研究
- 地すべり防止C.I.P.コンクリートの強度に関する研究
- 爆薬による竹林の開墾に関する研究
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第5報 : 地すべり防止C.I.P.クイの地中における横荷重試験について
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第4報 : 地すべり防止C.I.P.クイの頭部における横荷重試験について
- 神戸層群における地すべりに関する研究.第3報 : 地すべり防止C.I.P.クイの水平載荷試験について
- 第三紀層神戸層群における農地地すべりに関する研究 : 第3報神戸市善入沢田池集水域における地形と土地利用区分の特性について
- 第三紀層神戸層群における農地地すべりに関する研究 : 第2報神戸市西簾地すべり地区における地形と土地利用区分の特性について