<原著>最近16年間における日本人児童の体組成の変化
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概要
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この研究は,1952-1960年と1968-1976年に実施された九州大学発育発達研究の縦断的な身長と体重の測定値を資料として用いている。すなわち,1946年と1962年生まれの児童の6歳から14歳までの体組成を身長と体重から推定し,16年間の変化を考察している。total body waterはMellits等の方法によって推定し,lean body weightはPace-Rathbunの式から推定している。body fatはWT-(TW/0.72)によって求めている。Secular trends of body composition in Japanese children and abolescents were studied. The material for the present study consisted of serial anthropometric measurements on males and females ranging in age from 6 to 14 years. Fukuoka city born participants in the Kyushu University Longitudinal Growth Study. A total of 137 males and 155 females were divided into two cohorts ; one cohort included the individuals born in 1946 and the other in 1962. Height and body weight measurements from 6 to 14 year old children were colleceted in the years from 1952-60 and 1968-76. Total body water and lean body weight were estimated by the methods of Mellits et al and by the formula of Pace Rathbun, respectively. Body fat was calculated by the equation : FAT WT (TW/0.72). The data indicated that the secular difference of TW and LBW per kg of body weight during this age period is not. significant for males. However, the modern Japanese adolescent females have large FAT per kg of body weight and small TW and LBW per kg of body weight. The LBW height relation, with height held constant, between both the cohorts did not differ during this age period, in both sexes. Only FAT weight relation, with weight held constant, showed that FAT of the modern Japanese adolescents increases at. a faster relative rate than that of the predecessors of 16 years ago. These findings provided a basis for the inferiority of physical performance in the modern Japanese which is known to exist in adolescence.
- 九州大学の論文
- 1979-03-30
著者
-
吉川 和利
広島県立大学保健体育
-
小宮 秀一
Institute Of Health Science Kyushu University
-
吉川 和利
Institute Of Health Science Kyushu University
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