水平浮遊時における気球の動作について
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概要
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上空における気球の動作状態は精密な宇宙科学観測を行なうにあたってぜひ把握しておくべき重要な資料である.ある特定な天体を観測するにあたって,一般には観測機器に方向制御を行ない,目的とする天体の方向へむける.その制御の方式は外乱の様相によってことなるし,期待される精度も外乱によって左右される.また,水平浮遊状態にある気球高度のわずかな変動が観測結果に大きな影響をあたえる場合もある.このような理由から宇宙航空研究所に気球部門が創設されてから,上空における気球の動作について系統的に調べることが試みられてきた.その主要な観測装置は磁気方位計,動揺計,沸点気圧計等である試 初期の段階にくらべてこれらの機器の感度も向上し,また安定化したので,気球の上空の動作について一応の描象を描くことができるようになった.ことに昭和45年度にはB5型の気球にこれらの機器を同時に搭載し,総合的に観測を行なうこともできたので,これまでのデータを総合して報告することとした.
- 宇宙航空研究開発機構の論文
著者
-
西村 純
東京大学宇宙航空研究所
-
広沢 春任
東京大学宇宙航空研究所
-
太田 茂雄
東京大学宇宙航空研究所
-
秋山 弘光
東京大学宇宙航空研究所
-
藤井 正美
東京大学宇宙航空研究所
-
藤井 正美
宇宙科学研究所
-
大塚 豊
東京大学宇宙航空研究所
-
平井 利明
東京大学宇宙航空研究所
-
利谷 尋
東京大学宇宙航空研究所
-
広沢 春任
東京大学宇宙研
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