遺伝情報によるショウジョウバエの悪性腫瘍 : III.体外培養条件下でのOregon-R,正常細胞の増殖性と昆虫ホルモンによる制御
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概要
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この研究シリーズ(潮田・五百蔵, 1997,東條・潮田, 1998)では,ショウジョウバエのl(2)glの悪性腫瘍細胞を用いて,移植実験及び体外培養の方法で,その増殖性に対する昆虫ホルモンの影響について報告してきた。本実験では,さらにl(2)glの腫瘍細胞と正常細胞の増殖性を比較するため,野生型のOregon-Rの成熟幼虫の翅成虫原基及び脳神経球の細胞を用いて,体外培養条件下での昆虫ホルモンの影響を調べた。材料および方法 野生型のOregon-Rの成熟幼虫から取り出した翅成虫原基および脳神経球の正常細胞を用いた。細胞の解離及び体外培養の方法は実験II(東條・潮田, 1998)で示された方法と同じで,それぞれ細胞レベルに解離して培養した。細胞の増殖性をしらべる方法も実験IIと同様で,^3H-thymidineを解離細胞に取り込ませ,オートラジオグラフィーを行って,ラベルされた細胞をしらべた。昆虫ホルモンも同じく,幼若ホルモン(juvenile hormone)と成虫化ホルモン(ecdysterone)をもちいた。
- 大手前大学・大手前短期大学の論文
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