遺伝情報によるショウジョウバエの悪性腫瘍 : II.体外培養条件下でのl(2)gl腫瘍細胞の増殖性と昆虫ホルモンによる制御
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概要
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ショウジョウバエ劣性致死遺伝子l(2)glは,致死作用をもつが,その原因は幼虫期における主として脳神経球などに腫瘍を形成することである。子の腫瘍組織の一部を正常のハエに移植すると,組織の細胞が急速に増殖して腹部全域に浸潤し,さらに頭部へも侵入・増殖することが認められた(Gatef and Schneiderman 1974及び潮田・五百蔵,1997)。本実験では,これらの研究をさらに発展させ,l(2)glの悪性腫瘍細胞を体外に取り出し,いわゆる体外培養の方法で腫瘍細胞の増殖性を調べた。この方法で,腫瘍化した翅成虫原基細胞と脳神経球細胞をもちいて,培養条件でのそれぞれの腫瘍細胞の増殖性に対する昆虫ホルモン(幼若ホルモン及び成虫化ホルモン)の影響を調べた。
- 大手前大学・大手前短期大学の論文
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