看護学生のメディアからの情報収集に関する実態(第2報) : 本学看護学科2期生の入学時の調査から

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日本赤十字秋田短期大学看護学科2期生におけるメディアからの情報収集の状況を明らかにする目的で,多肢選択(一部自由記載)による質問紙での調査を入学時に実施した。調査内容は,対象者の属性,新しい情報を得る手段,新聞・雑誌の閲読状況,読書志向などである。79の有効回答を集計した結果,以下の結論が得られた。1)新しい情報を得る手段の1位は,テレビがほとんどであった。また,上位3つのメディアとしては,電気通信系のマスメディアであるテレビと活字によるマスメディアである新聞・雑誌・本と会話の3領域から得ている学生が約6割だった。2)テレビを「よく見る」「時々見る」をあわせると約9割で,よく見る番組は,ドラマ・歌・ドキュメンタリーなどであった。3)新聞を毎日読んでいる学生は約3割で,よく見る新聞欄は,テレビ・ラジオ番組・医療福祉関係・事件であった。また,家族らと同居している学生は,新聞が生活の身近にあり読んでいる割合も高かった。4)雑誌をよく読む学生は約4割で,読んでいる雑誌は,ファッション雑誌が多かった。5)本をよく読む学生は約2割で,読んでいる本の種類は,小説・医療福祉看護・ノンフィクションが多く,印象に残った本の種類もこの3種類がほとんどだった。6)新聞をよく読む学生は,雑誌・本もよく読んでおり,新聞を読まない学生は,雑誌・本もあまり読んでいなかった。また,新聞の閲読状況にかかわらず,学生は本よりも雑誌を多く読んでいた。
日本赤十字秋田短期大学の論文
1998-03-31

看護学生のメディアからの情報収集に関する実態(第2報) : 本学看護学科2期生の入学時の調査から

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