<短報>竹炭寝具使用時における健常人の末梢皮膚血流および末梢皮膚温度の変化

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概要

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竹炭のもつ生体効果について調べるために,健康な女子学生10名を対象として竹炭寝具使用時に,末梢皮膚血流と末梢皮膚温度の測定および寝心地等に関するアンケート調査を実施し,通常の寝具使用時と比較検討した。竹炭寝具と通常の寝具使用時とを比較すると,末梢皮膚血流・温度ともに竹炭寝具において上昇率が低かった。また,寝心地等においては通常の寝具使用時よりも竹炭寝具使用時において,手足や体幹部の温熱感を強く感じる者が多かった。以上より,竹炭寝具を使用することにより自律神経系に変化が生じ,末梢皮膚血流・温度が通常の寝具使用時に比べて低くなった可能性がある。さらに,末梢皮膚血流が低下したことで皮膚からの熱放散が低下し,炭のもつ遠赤外線効果と相まって通常の寝具使用時よりも温熱感を強く感じた可能性がある。
山口県立大学の論文

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