木造住宅における地震時の屋根雪滑動と構造体との動的相互作用に関する基礎的実験
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概要
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In this study, we estimated basic response of timber structures in snowy areas, by conducting shaking table tests using one-story building model. Plywood (900 mm x 900 mm) was used to construct the test model and two kinds of coated steel sheets and float glass were used for roof surface materials. Natural snow was accumulated to 150 mm depth on the rooftop of the model. The slip condition of roof snow was categorized into four types; one slippery and three types of partially fixed conditions. Harmonic vibrations were used as input motions in the tests.The results indicated that rupture of roof snow due to shaking depended on slipperiness of roof snow. The response acceleration of the model after rupture of roof snow was 0.5 to 0.9 times that before rupture, and the response acceleration increased with the number of fixed edges. Furthermore, the response acceleration of the model depended on the roof surface roughness; acceleration decreased with a decrease in surface roughness. Therefore, when we estimate seismic resistance of timber structures in snowy areas, it is necessary to consider the adfreeze condition of roof snow and the condition of roof surface materials.
- 日本雪工学会の論文
- 2007-10-01
著者
-
高橋 徹
千葉大学大学院工学研究科
-
苫米地 司
北海道工業大学
-
千葉 隆弘
北海道工業大学
-
植松 武是
北海道立北方建築総合研究所
-
高橋 徹
千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻
-
植松 武是
北海道立総合研究機構北方建築総合研究所
-
高橋 徹
千葉大学大学院
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